エンペシドLクリームは腟カンジダの再発による外陰部のかゆみの治療薬です。薬剤師のいる薬局・薬店・ドラッグストアで購入いただけます。
発疹を伴う外陰部のかゆみに効果的な、やわらかくのびやすいクリームです。エンペシドL(腟錠)と同じ、カンジダ菌に優れた抗真菌作用を有する「クロトリマゾール」を配合しています。
OTC医薬品として初めて承認
抗真菌薬クロトリマゾール配合クリームが腟カンジダの再発による外陰部のかゆみにOTC医薬品として初めて承認されました
やわらかくのびやすいクリームです。無着色でにおいもほとんどありません。
デリケートエリアのかゆみ止め軟膏との違いは?
市販されている、一般的な外陰部のかゆみ止め軟膏は、下着やナプキンなどの摩擦やムレなどによる一時的なかゆみを鎮めたいときには、とても有効です。
かゆみ止め軟膏だけでは
完全に治療ができない
でも、かゆみが長引いたり、繰り返す場合、腟カンジダ症など真菌が原因となっている疾患の可能性があります。この場合、かゆみ止め軟膏だけでは完全に治療が出来ません。初診の場合は病院で診察を受けるか、再発時には腟カンジダ専用の市販薬を使用しましょう。
参考図書:「産婦人科医が教えるオトナ女子に知っておいてほしい大切なからだの話」アスコム,2018年
腟カンジダの再発による、発疹を伴う外陰部のかゆみ(過去に医師の診断・治療を受けた方に限る)
ただし、腟症状(おりもの、熱感等)を伴う場合は、必ず腟錠(腟に挿入する薬)を併用すること。
100g中 クロトリマゾール 1g
成人(15 歳以上60 歳未満)、1 日2 ~ 3 回適量を患部に塗布する。ただし3 日間使用しても症状の改善がみられないか、6 日間使用しても症状が消失しない場合は医師の診断を受けること。
(1) 外陰部の症状のみの場合: 本剤を使用すること。ただし、腟錠(腟に挿入する薬)を併用することが望ましい。
(2) 腟症状(おりもの、熱感等)を伴う場合: 腟錠(腟に挿入する薬)を併用すること。
(クリーム使用量の目安)
チューブから指の第一関節まで(約2cm)出した量を、塗布する際の目安としてください。
また、症状のある部位より広めに塗布ください。
医療用クロトリマゾールクリーム(エンペシドクリーム1%*)の申請時臨床試験において、腟錠とクリームの併用で93.8%(120 例/128 例)の有効率が示されました。
対象症例6849例中131例に副作用が認められ、副作用発現率は1.9%でした。また、認められた131例(1.91%)の副作用については、塗布局所に限局され、主な副作用症状は、以下の3つでした。
(医療用クロトリマゾールクリーム(エンペシドクリーム1%*)の承認時及び承認時以降の調査症例6849例)
次の項目に該当する場合は使用しないでください。
1. 次の人は使用しないでください
2. 次の部位には使用しないでください。
1. 次の人は使用前に医師又は薬剤師にご相談ください
2.使用後、次の症状の持続・増強又は発現がみられた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに使用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師にご相談ください。
関係部位 | 症状 |
---|---|
腟周辺の 皮膚(外陰) |
刺激感、皮膚炎、発赤・紅斑(赤い発疹)、皮膚のただれ、小さく盛り上がった発疹、熱感、かゆみ、痛み |
3. 以下の場合は医師の診断を受けてください。
エンペシドLクリームの
ご購入について
エンペシドLクリームは薬剤師のいる薬局・薬店・ドラッグストアでご購入いただけます。
ご購入を希望の方は、購入前チェックシートをチェックして、スマートフォンの画面をお店の薬剤師にご提示ください。
03-5412-7393
〈受付時間〉
9:00〜17:00(土、日、祝日を除く)
デリケートな部分のかゆみ・かぶれに